FX

 

fxでは、ビギナーズラックで最初に大勝ちを修めることができるトレーダーも少なくありません。

しかし、安定して稼ぎ続ける為には、勉強が必要不可欠です。

チャートパターンや資金管理、リスクコントロール、メンタルなど学ぶべきポイントはたくさんです。

 

中でも、トレーダーが最も注目するのは利益に直結するチャートパターンの習得です。

ここでは、fxをはじめとするチャートパターンの分析に優れた良書を3冊ピックアップし、その概要をまとめます。

 

「先物市場のテクニカル分析」(ジョン J・マーフェィー著)

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33刷を重ねるロングセラーには、トレーダー達から支持される理由がある

「テクニカル分析の大きな力の一つは、その普遍性にある。
時間、市場環境を問わずに適用ができる。日計りのトレーディングにも、数年にわたるトレンド分析にも有効なのがテクニカル分析である。
金・石油・大豆等の伝統的商品先物にも、通貨・金利・株式先物指数等の金融先物にも利用できる。
また、テクニカル分析をもってすれば市場間あるいは国際間の境界線を渡ることはいとも簡単である」(本書序文より)
著者の言葉どおり、本書は日本語版の刊行から四半世紀を経た今日でもトレーダー達のバイブルとして熱烈な支持を受け続けている。
テクニカル分析の基本理念、チャートの描き方をはじめ、チャート・パターン、出来高と建玉、移動平均、オシレーター、ポイント・アンド・フィギュア・チャート、エリオット・ウェーブ、サイクル理論等、チャート分析に必要なノウハウを、やさしく、そして長年にわたり市場で揉まれてきた正確でこなれた邦訳によってわかりやすく解説する。

 

最初に紹介するのは、ジョン J・マーフェィー著の「先物市場のテクニカル分析」です。

この本のタイトルは先物市場と書かれていますが、fxや株式などの価格分析にも応用することができます

短期トレードにも、中長期トレードにも通用するものです。

 

初版は1990年(平成2年)と古く、長年テクニカル分析の良書として語られていることが特徴です。

 

価格の反転と継続のチャートパターンが図入りで細かく紹介されており、エリオット波動やタイムサイクル、出来高に関しても掲載されています。

もちろん、移動平均線や多様なオシレーターを使ったテクニカル分析も紹介されています。

価格、時間、波動など、さまざまな軸でのチャート分析をここまで行っている書籍は多くないため、おすすめの一冊です。

 

「投資苑」(アレキサンダー・エルダー著)

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アメリカのほか、世界8カ国語で翻訳された超ロングセラー。 精神分析医がプロのトレーダーになって書いた心理学的アプローチ相場本の決定版! トレーディング上達のカギは群集心理を理解することである。本書には、戦略として古典的なチャート分析、オシレーター分析についても、群集の心理状態と共に解説してある。

 

2冊目は、投資本の名著とも評される「投資苑」をピックアップします。

投資苑の著者は、精神分析医でありながらトレーダーとしても活躍する、アレキサンダー・エルダーです。

精神分析医らしく、値動きを心理アプローチから分析しているのが特徴です。

 

チャートを作り上げる値動きは、個人や集団のどのような心理が引き起こすのかが紹介されています。

そして、この時、プロのトレーダーはどのような行動に出るのかも説明されています。

 

さらに、価格の反転パターンのヘッドアンドショルダーやダブルトップ、ダブルボトム、継続パターンのフラッグやペナントなどが記述されており、これらのパターンでどのように対応すべきかも確認することができます。

 

「FX 5分足スキャルピングープライスアクションの基本と原則」(ボブ・ボルマン著)

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本書は、概念やトレードテクニックを驚くほど隠さず公開している。これはプライスアクションの仕組みに関する総合的な教材であり、そのなかには連続した6カ月間(2012年3月~2012年8月の全取引日)のユーロ/ドルの5分足チャートも含まれている。396枚に及ぶ解説付きチャートを示した第9章だけでも、ほかのトレード本では見ることができない日中のマーケットを分析した膨大なデータベースになっているだろう。本書では、主にユーロ/ドルの5分足チャートを使ってさまざまなテクニックを紹介しているが、プライスアクショントレードは、どんなマーケットでも、どんな時間枠でも、どんなトレード環境でも応用可能だとボルマンは強調する。そのことを示すため、まとめの章では、いくつかの人気の銘柄や時間枠でボラティリティが低い状況が続いた場合(今日のマーケットではよくあること)の対処方法も紹介している。

本書は、トレードでの実践に必要な細部まで広く鋭く目配りしつつも非常に分かりやすく書かれており、すべてのページに質の高い情報があふれている。FXはもちろん、株価指数や株や商品など、真剣にトレードを学びたいトレーダーにとっては、いつでもすぐに見えるところに常備しておきたい最高の書だろう。

 

最後に紹介するのは、ボブ・ボルマン作の「FX 5分足スキャルピングープライスアクションの基本と原則」です。

この本の特筆すべきポイントは、紹介されているチャートの数が非常に多いことです。

fxのスキャルピングやデイトレードなどの短期売買では、ダマシに引っかからないことが極めて重要とされています。

 

この本の多くのチャートパターンに触れれば、早すぎるエントリーや、早すぎる損切りや利食いを回避することができるスキルが身につくでしょう。

とにかく多くのチャートに触れたいという方にとって、有意義な一冊です。