金利が高いことで度々注目されるトルコリラ。
そのスワップポイント・金利の推移について振り返ってみます。

金利の推移

まずは、トルコリラの政策金利を振り返ってみましょう。

 

2005年は13.5%~17%と高い水準となっていました。
その後も2008年までは13.5%~17.5%のあたりを推移しています。

 

大きな変化があったのは2009年です。
2009年の4月には9.75%となり、10%をきりました。

 

2009年10月には6.75%まで下がりました。
2010年には6.5%~7.0%、2011年には5.75%~6.25%のところを推移しています。

 

2012年の1月~11月までは5.75%をキープしていました。
その後5.5%まで落ち、2013年の5月には4.5%まで落ちています。

 

2014年の1月には10.0%まで上昇しています。
2015年の2月には7.5%まで落ち、その後~現在までは7.5%~8.0%のあたりを推移しています。

 

以上は政策金利の推移となっています。

政策金利とスワップ金利は同じものではないので注意をしてください。

スワップポイントの推移

次に、スワップポイントについてですが、トルコリラのスワップポイントの推移を確認することはとても大変です。

なぜなら、スワップポイントというのはfx業者によって異なるからです。

業者によって2倍くらいの差があるところもあります。

 

スワップポイントが低い業者に需要がないかというと、そうでもありません。

トルコリラは基本的には買いポジションを持っている人が多いと思われますが、中には売りポジションを持っている人もいます。

売りポジションを持っている人にはスワップポイントは逆に損失となるので、低いほうがよいのです。

 

SBI証券のスワップ金利表

SBI証券のスワップ金利表によると、トルコリラ円の取引では

「売りの場合-90円」

「買いの場合+80円」

となっています。

(2017年12月現在)

売りポジションを持っている人は1取引単位あたり-90円、買いポジションを持っている人は1取引単位あたり+80円ということです。

 

fxではスワップ金利が目当てでトレードをする人もいますが、リスクについて理解をしておくことも大切です。

為替相場が上昇すれば、為替差益とスワップポイントがダブルでもらえます。

しかし、スワップ金利が高く設定されている通貨ペアは、将来下落する可能性が高いと見られている通貨ペアとなります。

 

あくまで可能性ですが、そう簡単にはダブルの利益は得られないということです。

しかし、長期的に見れば下落をするとしても、短期的には上がっていることもあります。

上昇トレンドのときに入ることができれば、ダブルの利益が得られて効率の良いお金稼ぎができるでしょう。