銀行の普通預金はもちろんですが、定期預金ですら利子は微々たるものですよね。
しかも、今後もこの状況が好転していく兆しは、なかなか見えません。
ネット銀行のスーパー定期は、比較的利率が良い傾向にありますが、大半はキャンペーン期間限定の高利率サービスだったりしますしね。。。
少し前までは、日本国債がかなりの高利率でしたが、最近では10年国債でも年利0.05パーセント(税引き前)という有様です。
余剰預金の預け先として、それなりの利回りが期待出来て、しかも安全な預け先としては、何処が最適でしょうか?
日経平均株価がバブル期の水準に近づこうとしているとはいえ、
- 「株式や投資信託は怖い」
- 「 FXもルールがいまいちよくわからない」
- 「今話題のビットコインなどもってのほか」
という方には「外貨預金」という選択肢もあります。
外貨預金が選ばれる国・通貨
外貨預金が選ばれる最大の理由としては、
「日本の銀行預金よりも利率が高い」ことが挙げられます。
利率は各国の通貨ごとに違いますが、
- アメリカドル
- オーストラリアドル
- ニュージーランドドル
はかなり安定している上に利率も悪くありません。
また、
- ブラジルレアル
- 南アフリカランド
- メキシコペソ
- トルコリラ
などは、若干の不安要素こそありますが、その代わり利率は大変良いです。
特にトルコリラは利率が高く注目されています。
トルコリラはおすすめなのか?
最近、度々注目されている「トルコリラ」はおすすめなのでしょうか?
多少のリスクを受け入れられる余裕があるようでしたら、アリかもしれません。
トルコリラは、高利率の外貨預金の通貨の中でも最も利率が高いです。
また、2017年の初頭から長期下落傾向にあったのが、ここにきて底打ちし、少しずつ上昇に転じてきています。
2017年のトルコリラの長期下落の原因は、トルコ国内の問題というよりは、中東情勢の影響や長年に渡り友好関係のあったアメリカとの関係悪化が大きな原因とも言われています。
トルコ経済の成長率は大変高く順調に伸びていることから、潜在的なトルコの実力を評価している人達は世界中に沢山います。
今では、考え得る悪材料がすべて出尽くしたので「これからは上昇トレンドを続けていくのではないか」という見方がありますね。
まとまった資金をいっぺんにトルコリラに換金して預金するのは、突然暴落しそうで怖いという方には、積み立て購入という手もあります。
「安い時に大量購入」し、「高い時は少量購入」することで、平均購入単価を調整しながら長期保有する方法が良いかもしれません。
外貨預金はリスクも考慮した上で
どんなに外貨預金の利率が良いとはいっても、日本のバブル期のように「利子だけで生活していく」のは無理でしょうが、外貨預金は、資産形成の手助けになるの可能性を秘めています。
とはいえ、外貨預金には、為替変動などのリスクがつきまとうので注意が必要です。
〇関連記事:外貨預金はリスクヘッジになるのか?リスクとメリット・リターンについて
セールスマンは金利の高さばかりをアピールしてくるものですが、手数料が馬鹿にならないことが多いです。
つまり、金利が高くても、トータルで考えたときにマイナスになる可能性も十分あります。
金利だけに注目せずに、トータルで考えたときのリスクを受け入れられるか考慮した上で、利用するのがおすすめです。