fxの個人で利用できる最大のレバレッジは、ずばり25倍です。
日本でfxを行う場合には、レバレッジに関連する規制が適用されますので、必ずその範囲内でレバレッジを設定しなくてはいけません。
2018年現在で設定されている上限は25倍であるため、これ以上の倍率で設定することはできません。
しかし、これは日本国内の業者で取引を行うときであって世界中で一律の倍率に設定されているわけではありません。
レバレッジ25倍を超えた世界
例えば、海外の業者を利用すれば日本の何倍もの上限に設定することもできます。
では、海外では具体的に何倍まで設定することができるのでしょうか?
大きいところでは、なんと1000倍近くまで設定することが可能です。
実は、日本やアメリカのような先進諸国では投資家を保護する目的で不必要な倍率を設定できないようになっています。
そのため、海外の経済大国を利用してfxを行ったとしても満足のいく倍率で取引ができないケースも目立ちます。
しかし、例外的にユーロ圏の業者に関してはこの限りではないことが多いのです。
ユーロ圏のレバレッジはヤバい
なぜユーロ圏ではレバレッジの制限にばらつきが存在するのでしょうか??
元々、ユーロというのは巨大な経済圏をしており、それぞれの国家の経済事情にそれぞれの国が口出しをしないことを前提にしています。
ユーロにはユーロを統括するための中央集権的な機関が確かに存在するのですが、様々な国家が密集して経済圏を形成している以上は、中央も一つ一つの国の経済事情に対して口を出すことができない現状にあるわけです。
そのため、ユーロ圏でサービスを提供しているfx業者には倍率の規制が存在しないことが多いです。
ただ、こうした上限が非常に高いレバレッジを利用する際にはそれに伴うリスクも大きくなる可能性があるということを覚えておく必要があります。
倍率を大きくするためには、それに伴う証拠金が必要になります。
倍率が大きいほど必要になる証拠金は小さくなる一方で、返ってくるリターンやリスクは非常に高くなってしまいます。
極端な例で述べれば、倍率を100倍に設定して取引を行う際には証拠金はわずか1万円程度で構いません。
この場合、相場が2円変動してしまうと収支的には証拠金よりもマイナスの収支になってしまいます。
こうなった場合には、追加で証拠金を入金しなくてはならなくなるので気をつけておくことです。
倍率を上げる際には、リターンとリスクのバランスを考慮してfxを行うのが基本なのです。