fxでは、レバレッジを効かせれば個人の副業でも大きく稼ぐことができます。
なかには、fxで起業したという人もいたりします。
あなたも、大きく稼げるようになったら起業を考えるときがくるでしょう。
ということで、fxで起業するメリットや、その注意点をお話しします。
起業のメリット
fxで起業をするメリットの1つは、ハイレバレッジの取引ができるということです。
個人用口座の場合には最大25倍というレバレッジ規制がかかりますが、法人用口座の場合にはこの規制はありません。
・関連記事:fxのレバレッジ最大は個人で何倍まで?25倍を超えた100倍はもはやギャンブル
なお、まだ決定はしていませんが、2018年から新レバレッジ規制が導入され、個人用口座のレバレッジが「最大25倍→最大10倍」になるという案が出ています。
これが実現すれば、ますます法人用口座の需要は高まるでしょう。
しかし、ハイレバレッジはメリットであると同時に、リスクを高めることにもなります。
高いレバレッジで取引をするために会社を設立する場合には、リスクについても十分に理解しておきましょう。
fxでは申告分離課税が適用されますので、雑所得であるか、事業所得であるかで大きな差はできません。
しかし、海外の会社を利用している場合には、総合課税が適用されます。
さらに、海外の会社で利益を出している場合には損益通算や3年間の繰越控除の制度も利用ができません。
もしも海外の会社を利用している場合には、個人事業主として安定した収入を出すことで「事業所得」とすることで大きなメリットにつながるでしょう。
起業するタイミングの目安と注意点
企業を考えている人は、まずは個人事業主として長期的に安定した利益を出すことを目指しましょう。
年間あたりの利益が800万円以下ならば、税金面でそれほどの差はでないはずです。
年収が800万円を超えだしたら、企業をして法人を設立することを考えましょう。
資本金は1円からでも可能ですが、100万円程度は準備したほうがよいです。
法人用口座を開設するためには一定の審査があるので、資本金が多いほうが審査に通りやすくなります。
会社形態は合同会社のほうが設立にかかる費用を節約できますが、信用面では株式会社のほうが上です。
法人用口座を開設するための審査で有利になるために、株式会社を設立しておくことがおすすめです。
節税のポイント
会社設立後、節税をするためのポイントとなるのが、役員報酬です。
役員報酬には所得税・住民税がかかってしまいますし、社会保険料の負担も増えます。
しかし、手取りの金額を増やすことが目的ですので、役員報酬をゼロ円にするというわけにもいきません。
節税をしながら手取りも増えるように、うまく役員報酬を設定しましょう。
素人では難しい問題となるので、税理士やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談をすることがおすすめです。
年収800万円は1つの目安にすぎず、年収700万円くらいで法人を設立したほうがよいケースもあります。