fxでレバレッジを25倍にすると、口座に入れているお金の25倍の注文が可能です。
口座に入れているお金は証拠金として使われます。
口座に100万円を入れていたとしたら、証拠金は100万円まで使うことができます。
レバレッジを25倍にすることで、2500万円の注文が可能です。
この場合を例にとって、リスクとロスカットの計算方法について解説していきます。
レバレッジ25倍のリスク
例として、2500万円分のアメリカドルを買い注文したとします。
過去のチャートを見ていると、アメリカドル円はだいたい80円~120円のあたりを推移しています。
1ヶ月で5%程度相場が変動することも起きているようです。
もしも相場が10%変動してしまったら、250万円のプラスもしくはマイナスとなるでしょう。
ここで、証拠金は100万円しか入っていないということを思い出しましょう。
250万円のプラスが出ていれば問題はないですが、マイナスが出ていたとしたら、150万円の借金ができていることになります。
ロスカットとその計算方法
上の例では、150万円の借金といいましたが、通常、このようなことは起こりません。
なぜなら、証拠金が一定のラインを割るとロスカットが起きるように設定されているからです。
ロスカットのラインはfx会社によってさまざまですが、仮に50%に設定されているとします。
すると、アメリカドル円が2%下がった時点で「2500万円×2%=50万円」となりますので、この時点で取引が強制終了します。
たった2%下がっただけで、強制的に決済されてしてしまうというリスクがあります。
2%下がった後にチャートが反転し、その後10%上がったとしても、すでにロスカットをしてしまっていたら取引は継続されません。
マイナスが確定してしまうのです。
ロスカットの計算方法は、上の例で言えば「50万円(証拠金の金額×50%)÷2500万円(注文金額)=2%」というようになります。
ロスカットのラインはここでは50%としましたが、fx会社によって設定が異なるので確認をしておきましょう。
初心者はレバレッジ4倍くらいから
アメリカドル円などは比較的変動が少ない通貨ペアとなりますが、それでもレバレッジ25倍にしているとかなりリスクが高くなるということがおわかりでしょう。
もっと変動が大きい通貨ペアを選択していたら、もっとリスクは高くなります。
初心者の人はレバレッジは最初は4倍程度にしておきましょう。
変動が大きい通貨ペアを選択している場合には、もっと低くしてもよいです。
過去の例を見ていると、アメリカドル円は80円~120円のあたりを上下しているので、ポジションを維持することができればいつかは勝てると考えられます。
トルコリラ円など、チャートが全体的に下がり続けているような通貨ペアもあるので、レバレッジを低くしていれば絶対に安心というわけではありません。