fxトレードでは、さまざまな注文方法があります。
代表的なものが成行注文と指値注文ですね。
成行注文とはチャートをチェックしたときの価格で買う、あるいは売ることです。
つまり、リアルタイムの価格でポジションを持つものです。
指値注文は、買いたい、あるいは売りたい価格をあらかじめ指定しておいて、その価格になれば自動的に注文が約定するものです。
指定して価格にならなければポジションを持つことはありません。
fxの初心者さんから、よく
「指値と成行どっちがいい?」
と聞かれることがあるのですが、どちらを優先するのが良いのでしょうか?
指値と成行、どっちがおすすめ?
fxではコストパフォーマンスの良いポジションを持つことで有利にトレードを進めることができます。
そのため、相場分析を行い、
- その場でのエントリーがよいか、
- あるいは待つほうがよいか、
を判断することとなります。
その場でエントリーしたほうがいいと判断した場合は成行注文が優先されます。
逆に、待つほうがよいと判断した場合には指値注文を優先することがポイントです。
つまり、一概にどちらが良いかと言うことを決めることは難しいと言えます。
また、注文方法にこだわることはトレードの本質ではないと考えます。
その場その場で優位にトレードを進めるためにはどうすれば良いかを考える必要があります。
手数料(スプレッド)を考慮すると指値
トレードにおけるコストパフォーマンスを考える場合、トレードにおける手数料のことがあります。
fxトレードにおいては、ほとんどの会社が口座維持手数料などは不要で口座を開設できます。
唯一の手数料と呼べるものはスプレッドです。
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、相場の動きにより変動します。
また、通貨ペアによっても変わります。
できるだけスプレッドを小さくすることが、コストパフォーマンスに優れていると言えます。
例えば、大きな経済指標の発表があり、相場が乱高下するとスプレッドが開くことがあります。
そのような場合にポジションを持ちたいと考えるのであれば、おすすめは指値注文です。
成行注文でエントリーするとスプレッド分の手数料が必要になるからです。
もちろん、指値注文が約定するときにもスプレッドが開いた状態である可能性もあります。
しかしながら、相場の乱高下によるスプレッドの変動は、時間の経過とともに落ち着いていく傾向があります。
なので、指値注文の方が、確率としてスプレッドが狭くなる可能性が高いということです。
注文方法にどっちがおすすめということではなく、相場の動きから判断することが求められます。
また、その際に必ずこうなるということではなく、あくまでも可能性が高いという考え方がポイントです。