fxトレードで便利な注文方法のひとつが指値注文です。

 

指定した価格になれば自動的に注文が発注されるものですね。

24時間為替相場が動いている中で、ずっとチャートをチェックすることができる人は少ないことから、この注文方法を活用することは有利な価格でポジションを持つことを考えたときに効果的です。

 

ただし、当然ではありますが、指定した価格にならなければ約定しません。

つまり、価格の決め方が重要です。

 

ここでは、有利に指値注文を約定させるための対処法をご紹介します。

この考え方を身に着ければ、勝率もグッとアップするはずです。

 

複数の指値注文を

約定しないことに対する対策としては、複数の指値を置いておくことです。

 

有利なポジションとは、買いでエントリーするときは、できるだけ底値で買うことであり、売りでエントリーするときはできるだけ高値で売ることです。

 

このときに、ある価格を決めて、ひとつのポジションに指値を置くと約定する可能性が下がります。

あくまでも、底値圏、高値圏というようにゾーンで考えることが対策としては有効です。

 

相場というものは必ず予測した底値まで下がるとは限りません。
同時に予測した高値まで上昇するとも限りません。
その底値近くまで下がることもあれば、それ以上下落していくこともあります。

 

つまり、ひとつのポジションに全てを託すのではなく、可能性としてあり得るゾーンに分散させて指値を置くことが不成立の対策として有効です。

 

ポジションサイズを小さくしてみる

複数の指値注文をするなら、ポジションサイズもその分小さくすると良いでしょう。

 

一部しか約定しなかった場合は、期待できる利益幅も小さくなります。

しかしながら確実に利益を得ることができます。

 

トレードで大事なことは欲張らないことと、何度でもチャンスがあるということです。

 

複数の通貨ペアも検討する

また、fxではさまざまな通貨ペアでトレードをすることができます。

似た動きをする通貨ペアがあるので、通貨ペアでも分散させて指値を持つことです。

 

複数のポジションを持つことや複数の通貨ペアを持つことのメリットは、リスクを分散できることです。

つまり、予測した方向と逆方向に動いたとしてもポジションサイズが小さいので損失を最小限とすることができます。

 

指値を移動させる

また、相場の動きに合わせて指値を移動させることも有効です。

 

最初に指値を置いているときの相場の局面と時間が経過したときの相場の局面は変わることがあります。

そのような場合に指値の位置を変更することで不成立の可能性を下げることができます。

 

相場の局面は、分析に使用している時間軸のチャートに合わせてチェックする必要があります。

そのため、トレードに使う時間軸を選ぶときにはライフスタイルに合わせて決めることも重要なことであると言えます。